「長時間労働や休日出勤が辛い。施工管理の仕事を辞めたいな…」
「施工管理を辞めて異業種に転職したいけど特にやりたい仕事がないなぁ。どんな転職先があるの?」
「実際に施工管理から異業種に転職した人の事例が知りたい。」
こういった悩みを抱えていませんか?
- 自分に合った異業種の転職先を探す方法
- おすすめの異業種転職先を紹介
- 【失敗例から学ぶ】施工管理から異業種の転職を成功させるコツ
- 施工管理から異業種へ転職を成功させた事例3つ+失敗事例1つ
僕は、元々大手ゼネコンで施工管理の仕事をしていました。
長時間労働や休日出勤など、日々過酷な環境に耐えながら働いていましたが、入社6年目に配属された現場で上司の強烈なパワハラに耐えることができず、「施工管理なんて辞めてやる!」と転職を決意。
しかし、いざ転職しようにも特にやりたい仕事がありませんでした。
それもそのはず、毎日早朝から深夜まで現場に缶詰状態で、ネットニュースすら見る暇がなかったので、外部の情報が全く入って来なかったんですよね。
後ほど体験談で詳しく紹介しますが、結局やりたいことも無かったので、同じ会社の内勤へ異動しました。
その後、建設業とはかけ離れたWEBマーケティングの業界に興味を持ち、未経験での転職にチャレンジするも失敗。
今はゼネコンを辞めて、地元の小さな工務店で細々と施工管理を続けています。
ちなみに、ちょうど同じタイミングで、僕の同僚が3人会社を辞めましたが、僕以外の全員が異業種転職を成功させています。
- 同僚A:32歳でデベロッパーへ転職
- 同僚B:26歳で都市再生機構へ転職
- 同僚C:31歳で建設DXの会社立ち上げ
- 僕:31歳でWEB系の会社へ転職失敗。地元の工務店へ転職
この記事を読んでいるあなたは、昔の僕のように施工管理を辞めたいけど特にやりたい仕事が無くて、この先どうしようかと悩んでいるのではないでしょうか。
本記事では異業種の転職先を紹介するだけでなく、僕の失敗談や僕の周りの異業種転職に成功した体験談も含めて紹介しますので、是非最後まで読んでみてください。
記事を読み終わる頃には、「転職したいなぁ」という漠然とした気持ちの人でも、実際に行動に移せるようになっているはずです。
施工管理から異業種への転職は「年齢」が重要
そもそも、施工管理から異業種への転職は可能なのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
先に結論を言うと「可能」ですが、転職先の選択肢を広げたいのであれば若い方が圧倒的に有利といえます。
異業種といっても、デベロッパーなど施工管理の経験を生かせる建設業界と、IT系など施工管理の経験を生かせない業界の2パターンあり、特に後者の方は年齢に左右されます。
ここでは、年齢ごとに、転職先を決めていくべきかを紹介します。
20代で異業種へ転職する場合
施工管理から異業種へ転職する場合、20代が一番おすすめです。
なぜなら、建設業界だけでなく、未経験の業界であっても第二新卒として採用される可能性が高いからです。
建設業界であれば、大手デベロッパーなども積極的に第二新卒採用を行っていますし、建設業界とは無関係の業界でも採用される可能性は高いです。
とはいえ、20代といっても後半に差し掛かってくると第二新卒とは言えない年齢になりますので、自分のやりたい仕事が決まっているのであれば、すぐにでも転職活動を開始することをおすすめします。
30代で異業種へ転職する場合
30代で異業種へ転職するなら、デベロッパー等の建設業界に絞ることをおすすめします。
第二新卒採用とは扱いが変わり、施工管理の知識を生かしたキャリア採用として転職できるからです。
逆に、この年齢で全く別の業界へ未経験で飛び込むのは現実的ではありません。
以前転職エージェントと面談した時に言われましたが、30代を超えた未経験の人を採用して教育するより、伸びしろのある20代の若手を教育して会社に貢献してもらいたいという企業が多いそうです。
実際に僕も、31歳でWEBマーケティングの会社へ10社以上エントリーしましたが、書類の段階でことごとく不採用となりました。
今30代の方で異業種へ転職したい場合は、施工管理の経験を生かせる業界を選びましょう。
40代以降で異業種へ転職する場合
40代以降で異業種へ転職する場合も、キャリアを生かした転職をおすすめします。
今までのキャリアを生かせない全く別の業界へのチャレンジするのは30代と比べてもより厳しくなり、現実的に不可能といえるからです。
また、40代以降まで施工管理を経験した方であれば、現場の知見がかなりあるはずですので、年収アップできる可能性も十分にあります。
【やりたい仕事が無い人向け】自分に合った異業種の転職先を探す方法
施工管理の仕事をしていると、毎日現場の人間としか関わる機会がなく、他の業界について全く知らないという人がほとんどではないでしょうか。
特に20~30代だと、デベロッパー等の施主と会話することもないので、施工管理の仕事以外の情報が全く入ってきません。
今施工管理をしている方は、おそらく就活の時に施工管理1択で進めていたのではないでしょうか。僕の周りでも施工管理以外の職種について業界研究すらしたことが無いという人が多かった印象です。
「とにかく施工管理は辞めたいけど、自分がどういった仕事をしたいのわからないし、そもそも選択肢すら思い浮かばない」
こういった方に向けて、自分に合った異業種の転職先を探す方法を紹介します。
僕もやりたいことが無くて困っていましたが、ここで紹介する方法を実践してやりたい仕事が見つかったので、是非参考にしてください。
自分のやりたいことを能動的に探す方法と、転職先に求める条件から逆算して探す受動的な方法の2パターンに分けて解説します。
自分のやりたいことを能動的に探す2つの方法
建設業界以外で転職先を探す場合、職種が多岐にわたるので、そもそもやりたい仕事が無い状態だと見当すらつかないという人が多いはずです。
そんな時は、次に紹介する方法で自分の本当にやりたい仕事を探してみましょう。
副業から自分に合った仕事を探す
「副業で月数万でも稼げたら良いな」「手に職をつけたいな」なんて思っている方には、この方法をおすすめしたいです。
僕自身も、施工管理以外でお金を稼げる力を身に着けたいと思い、副業をして自分のやりたい仕事を見つけることができました。
やり方は簡単で、月いくら稼ぎたいのかを決めて「副業 月〇万」とネットで調べます。
- WEBライター
- アフィリエイトブログ
- せどり
- YouTube
- 仮想通貨
などなどたくさん出てくると思います。
その中で、自分に合いそうな仕事を実際に副業としてやってみてましょう。
建設業以外の仕事は、どんな仕事をしているのかよくわからないという方がほとんどだと思いますので、実際に副業としてお試しで仕事をしてみて、自分に合ってそうだと思えば本業にしてしまうという作戦です。
実際に僕はこの方法で、アフィリエイトブログというブログを運営する副業をし、そこからWEBマーケティング業界に興味を持ちました。
結果的に不採用となり、転職には失敗してしまいましたが自分のやりたい仕事というものが人生で初めて見つかったので、是非おすすめしたい方法です。
転職先に求める条件から逆算して探す方法
副業や起業に興味がなく、本当にやりたいことが見つからない場合は転職先に求める条件から逆算して探すしかありません。
まずは次の手順で、転職先に求める条件を決めて、後ほど紹介する異業種の転職先の中から自分に合いそうな職種を探してみましょう。
手順1:現状の不満と満足しているところを洗い出す
まずは、なぜ施工管理を辞めたいのかをリストアップします。
例えば、こんな感じ。
- 残業が多い
- 土曜出勤が当たり前なのが嫌
- 精神に支障をきたすほどの仕事量
- 怖い上司が多い
次に、現状で満足な部分を考えます。
不満の方が多すぎて考えるのが難しいかもしれませんが、ラフな感じで構いません。
- 残業代が80時間分もらえたので給料には困らない
- 日中スーツを着なくていいので楽
リストアップできたら次に進みましょう。
手順2:優先する条件を決める
さきほどリストアップしたものを踏まえて、優先順位をつけます。
- 残業が少ない
- 土日祝しっかり休みたい
- 給与ベースはある程度確保したい
ここで作成した、転職時に優先する条件を踏まえて、後ほど紹介する異業種の転職先と照らし合わせて、自分にあった業種を選びましょう。
とはいえ、すべての希望が叶う転職先は無いと思った方がいいです。
仮に、見つかったとしても不採用となってしまう可能性も考慮して、どうしても譲れない条件を1つ、多くても2つまでに絞って探しましょう。
施工管理から異業種へのおすすめ転職先
異業種といっても、3つに分類されます。
- 建設業界
- 建設業界以外でキャリアを生かせる
- 建設業界でもなく、キャリアも生かせない
それぞれの分類ごとにおすすめの転職先を紹介しますので、是非転職先の候補を探してみてください。
ここで紹介する転職先は、転職エージェントにおすすめされた職種、同僚が転職して内情がわかる職種、僕自身が転職活動の際に徹底的に調査して候補としていた職種に絞っています。
1. 建設業界
まずは一番身近な建設業界の中から、異業種の転職先を紹介します。
施工管理の経験を生かした転職の為、ある程度経験を積んでからの方が有利な傾向がありますが、業界によっては20代前半でも第二新卒として転職することも可能です。
デベロッパー
デベロッパーは、施工管理をする立場から見ると上流工程にあたる「建物の発注者側」です。
施工管理から異業種への転職先で一番人気な業種と言っても過言ではありません。
大手デベロッパーへの転職が成功した場合、将来的にかなりの年収が期待できます。
年齢的な視点で見ても、20代の若手から40代を超えた経験値の高い人まで、転職可能なので、一番無難な選択しと言えます。
施工管理としてのキャリアを生かせる品質管理系の職種がおすすめです。
僕の同僚が大手デベロッパーの品質系の部署へ転職しましたが、給与ベースは据え置きで残業がゼロと、かなりおいしい仕事だそうです。
ただし、採用人数はあまり多くない為、難易度としては高めです。
転職エージェントに相談するなどして今の自分のキャリアで狙えるのかも含めてしっかり準備をしてエントリーしましょう。
CM/PM
PM(プロジェクトマネージャー)・CM(コンストラクションマネージャー)というのは、建築主とゼネコンの間に立って事業基本計画の立案を支援したり、全体事業費や事業工程をマネジメントするといった職種です。
日本ではデベロッパーの社員でメンバーが構成されていることが多い為、あまり聞き馴染みが無いかもしれませんが海外ではデベロッパーとゼネコンとの間に介入するのが一般的だそうです。
そのため、外資系の会社が多く年収も高い傾向にあります。
しかし、転職エージェントの方曰く、施工管理出身者がこの業界に転職するためには、大規模現場で所長や次席を経験したレベルの人でないと厳しいそうです。
逆に、これらの経験がある方であれば年収アップも望めますので、挑戦してみてもいいでしょう。
2. 建設業界以外でキャリアを生かせる転職先
建設業界以外でも、施工管理のキャリアを生かせる転職先があります。
キャリアを生かすと言っても別業界になるため年齢は若ければ有利な傾向があり、30代を超えると厳しくなります。
建設テック系
建設テック系というと具体的に良く分からない方も多いかもしれませんが、簡単に言うと建設業のIT化を促進する企業です。
建設業界は巨大な市場でありながらIT化が進んでおらず、施工管理の仕事を振り返るとかなりアナログな業務が多いですよね。
建設テックは、そういったアナログな業務を効率化するためにサービスを提供する業界で、施工管理の経験をかなり生かせます。
ベンチャー企業が大半を占めており給与水準も高くない反面、施工管理の仕事のような堅苦しい雰囲気ではなく今時の会社が多い為、やりがいを求める人や環境をガラッと変えたい人にはおすすめです。
3. 建設業界以外でキャリアも生かせない転職先
完全に未経験の転職先となりますので、年齢は若ければ若い方が有利で、20代後半になると転職が難しくなる印象です。
未経験で転職するとなると、正直自分が気に入った業界であればどこでも良いことになるので選択肢は多岐にわたります。
どの業界がおすすめと言うことは一概には言えませんが、副業としてお試しで仕事をしてみて自分に合ってそうならその業界に転職したり、別業界で働く友人から仕事内容をヒアリングして自分に合ってそうなら転職にチャレンジしてみるといった方法がおすすめです。
施工管理から異業種へ転職を成功させるポイント
施工管理から異業種へ転職を成功させる為のポイントを紹介します。
勢いで転職してしまい入社後に後悔したり、転職をあきらめて先延ばしにすることも防げるかと思いますので、是非参考にしてみてください。
1. 異業種への転職は早めが有利
異業種へ転職する際、転職先の選択肢が最も多いのが20代です。
建設業界以外の異業種転職も可能ですので、施工管理の仕事に少しでも違和感を持ったのであればすぐに行動しましょう。
僕は入社してすぐに違和感を感じ、2~3年ほど経ってから転職を決意しましたが、結局ずるずると引き延ばしにして異業種への転職に失敗しています。
施工管理の仕事は残業が半端なく多いので、残業代によって見かけ上収入が高ぶれする傾向にあります。
20代前半のころ、大学時代の文系の友人らと飲みに行くと、皆土日祝休みで残業時間も少ない環境で働いているため、うらやましく思っていました。
転職を勧められることもありましたが、年収は周りの友人よりも高かったため、転職に踏み切ることができなかったです。
しかし、30代を超えてくると土日祝休みの友人らと比べても年収は横並びになるため、20代のころに転職しておけばよかったと後悔しています。
もしこの記事を読んでいるあなたが20代で施工管理の仕事を辞めたいなと感じているのであれば、すぐに行動に移しましょう。
2. 転職を目的としない
施工管理を辞めてやる!という状態だと、異業種の転職を成功させることがゴールになってしまい、非常に危険です。
勢いで転職してしまうと、転職後に後悔してしまうかもしれません。
先ほど転職先を探す方法を紹介しましたが、「施工管理が嫌」という漠然とした不満から少し踏み込んで、何が嫌なのかをはっきりさせて転職先に求める条件を整理した上で転職活動を行いましょう。
転職することが目的なのではなく、施工管理で不満だったことを改善するための1つの選択肢として転職を選んでいるということを頭に入れておきましょう。
3. 口コミで内情をチェック
転職先候補が決まったら、会社の内情をチェックする必要があります。
求人の内容だけでは判断できない要素がある為、口コミサイトで会社で実際に働く人の評判をチェックして求人の内容と乖離が無いかを確認しましょう。
「会社名 評判」と検索すると、下記口コミサイトが出てきます。
- ライトハウス(https://en-hyouban.com/)
- openwork(https://www.vorkers.com/)
- 転職会議(https://jobtalk.jp/)
“求人では平均残業時間が月10時間程度と記載があるけど、口コミを見ると深夜まで残業してる人が多い” ということがザラにありますので、必ずチェックしましょう。
4. 自己PRや転職理由を作り込む
転職活動を始める前に、自己PRや転職理由の作り込みが必要になります。
異業種といっても、デベロッパー等の建設業界へ転職したい場合は施工管理の経験を生かせますので、自身の経験した現場の内容を記載すればいいでしょう。
建設業界以外の異業種転職の場合は、施工管理で培った「マネジメント能力」「先を見据えた段取り力」「問題解決力」等を武器に、自己PRを作り込みましょう。
就活の時は大学のサポートを利用してこういった書類を作り込んだ人も多いかと思いますが、転職の場合は転職エージェントを利用するのが一般的です。
エージェントの担当者に指導を受けながら作り込むことで、より精度の高い自己PR、転職理由を作ることができます。
5. 将来的なことも視野に入れる
とにかく施工管理の仕事以外ならなんでもいいという気持ちで転職をすることは危険です。
転職直後は、施工管理から解放されたという気持ちで満たされているかもしれませんが、次第に別の不満が出てくる可能性があり、意味のない転職を繰り返してしまう恐れがあるからです。
僕の例でいうと、施工管理の長時間労働と仕事の多さにストレスを抱えて、転職を決意したものの特にやりたい仕事も無く内勤へ異動しました。
朝はゆっくり起床し、ほぼ定時に帰れる上に土日祝は完全に休み。さらにGW、お盆、年末年始はすべて1週間休むことができたので、施工管理時代に比べると天国かと思うような暮らしをしていました。
しかし、密接に関わらなければいけない他部署の人がかなり高圧的だったり、そもそも仕事自体がつまらないというように感じました。
その後、再度転職を決意するも失敗に終わり、結局地元の工務店で施工管理の仕事をしています。
このように無計画で行動してしまうと年齢的にも取り返しのつかないことになりますので、必ず将来を見据えた転職プランを立てることをお勧めします。
【体験談】施工管理から異業種へ転職した事例
僕は大手ゼネコンで施工管理の仕事をしていましたが、僕の同期や後輩が異業種転職を成功させています。
皆それぞれ進路がバラバラなので、僕の転職失敗事例も含めて事例を4つ紹介します。
- デベロッパーへ転職
- 都市再生機構へ転職
- 起業
- SEOコンサルタントへ転職失敗
1. デベロッパーへ転職
僕の元同期は、32歳で大手デベロッパーへ転職しました。
大手ゼネコンの場合、30歳を超えると現場の中で若手を束ねるポジションになることが多く、そのタイミングが一番しんどいと言われています。
僕の同期も32歳で配属となった現場で異常なほど仕事を振られるようになり、このまま一生残業だらけの生活が続くことに嫌気がさし、転職を考えたそうです。
もともとデベロッパーに興味があったそうで、転職を考えてからすぐに転職エージェントに登録し、すぐにデベロッパー何社かに応募していました。
結果的に、転職活動を開始してから3か月程度でデベロッパーに内定を獲得していました。
施工管理での経験をアピールして品質管理系の部署を希望したそうです。
2. 都市再生機構へ転職
僕の後輩の事例で、26歳で都市再生機構へ転職しました。
施工管理の仕事あるあるですが、将来偉くなって現場のトップである所長になったとしても、若手の頃と同じように夜遅くまで残業している人が多いです。
後輩は、こういった所長を見ると将来に希望が持てなくなり、転職を決意したのだそうです。
先ほどの事例と同じく3か月程度の転職活動で内定を獲得していました。
第二新卒としてデベロッパーにも応募していたそうですが、都市再生機構の採用が決まったためデベロッパーを辞退したそうです。
施工管理の経験をアピールはしたものの、第二新卒的な立ち位置で採用が決まったそうです。
3. 起業
ちょっと特殊な事例になりますが、僕の同期では31歳で会社を辞めて起業した人もいます。
入社直後から施工管理の労働環境に嫌気が指しており、建設現場の効率化を促進するサービスを作って起業したいと考えていたそうです。
プランとして、プログラミングスクールに半年通って、その後起業の準備を1年行うと決めていたそうですが、施工管理をしながらでは不可能だった為に28歳の頃に内勤へ異動しました。
内勤で、プライベートの時間が確保できるようになってからプログラミングスクールに通って、その後準備を行い31歳に退職してから起業しました。
施工管理の仕事はとにかく非効率的ででアナログ業務が多いという実感があるかと思います。
- 毎日職人さんに書いてもらう紙のKYシートや日報の処理
- 検査野帳の管理
- 現場内に散らばったレンタル品の管理
などなどこういったサービスを作れば効率化できるというアイデアがある方は起業して世の中に新しいサービスを提供するというのも一つの手段になります。
4. SEOコンサルタントへ転職失敗
最後に僕の失敗談を紹介します。
僕も長時間労働や当たり前のように土曜日に出勤するという環境が嫌で、26歳の頃に何度か転職を試みるも、残業代含めて800万近く年収があったことと、特にやりたい仕事が無かった為に転職を断念。
28歳の頃に処理しきれないほどの仕事量+上司のパワハラにより、1ヶ月休職し内勤へ異動することにしました。
内勤に入り労働環境が改善されたものの、残業代分の給料が減ったことで危機感を覚えて副業でブログ運営を開始し、WEBマーケティングに興味を持つようになります。
29歳にwebマーケティングへの転職を決意し、SEOコンサルタントとして入社できそうな会社があったのですが未経験ということで年収がかなり下がるため再び転職を断念。
年収は一時的に下がっても、経験を積んで年収を上げればいいと友人から助言を受けて30歳の頃に3度目の転職活動を開始しましたが、ぎりぎり20代だった1年前とは違ってなかなか面接までたどり着くことができませんでした。
何社かエントリーシートが採用され面談までさせてもらえる企業もありましたが、すべて不採用に終わりました。
ちょうどそのタイミングで内勤から現場への異動通達があり、慌てて地元の工務店の会社へ転職先を決めてゼネコンを退職しました。
結局施工管理の仕事を続けることになってしまいましたが、労働環境という面ではゼネコンよりは小さな工務店の方が残業も少ない為働きやすくなったと感じています。
とはいえ、年収も低く休日出勤などもあるので将来的には独立しようかなと考えています。
【まとめ】施工管理から異業種への転職を考えているならすぐ行動しましょう
今回は、施工管理から異業種へ転職する場合の転職先や、転職を成功させるポイント、事例を紹介しました。
異業種への転職は年齢が若いほど選択肢が増える為、少しでも施工管理の仕事を続けるのが辛いなと感じたらすぐに行動しましょう。
注意点として、施工管理は残業が多く同世代の人に比べて収入が高くなる傾向にある為、残業代含めた年収を維持して転職することは不可能です。
僕は、転職すると年収が下がるという理由で転職をためらってしまいタイミングを逃した経験があるので、一時的に年収が下がることは諦めて自分がやりたい仕事を選ぶことをおすすめします。
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